娘がずっと楽しみにしていたこと。
それは、歯がぬけることでした。
夏休みが終わったくらいから、
「はが、ぐらぐらする~」だとか
「はが、とれたー」とウソを言ったりだとかして、
歯がぬけることを、とても意識しているようでした。
でも、なかなか歯はぬける気配が無く
「いつぬけるんかなあ はやくぬけたらいいなあ」
と、よくポツリと言っているのを聞いたりしていました。
そんなある日、
「はがとれそう!とれそう!おかーちゃーん!」
と、娘が大騒ぎ。
今まで、ずっと「ぬけた」だの「ぬけそう」だの言っていたので、
「そうなんや~。」と、言っていたのですが、娘がしきりに
「みて!みて!」というので、見てみると、あらまあ。ほんともうぬけそう。
ぐっらぐらになっていたので、今日か明日にはぬけるだろうなあ・・・と思っていたのですが、
その日の娘は、宿題もせず、遊びにも行かず、ひたすら鏡を見て、歯をいじってました。
「そんなに急がないでも、すぐに、ぬけるよ~」と言ったのですが、
「もうとれる!」と、必死。
そういうので、見てみると、たしかに、もう歯ぐきがくっついてるだけで、あと一歩。
「ちがでてきたー」と、気弱になりながらも、なぜか必死に歯をグラグラ・・・。
わたしが夕飯の支度をしていたら
「とーれたーーーーあ!」
と、叫ぶ声が!
「うれしい!みて!おかーちゃん!とれたよ!」
と、私に見せてくれます。
よかったね~。
抜けたのは、下の真ん中の歯です。
二日後に、もう一本下の歯が抜けました。