小学2年生の反抗期のような話~わかった!編~

小学2年生の反抗期のような話~なんだろう?編~の続きです。

小学2年生、最後の参観日。
お世話になっている担任の先生が、このようなお話をしていました。

小学3年、4年は成長する時期で、精神的にも不安定になったりし、得体の知れないアンバランスさに戸惑いなんかもあって、そういうのをぶつけてくることもありますけど・・・と言ったお話でした。女の子だと、男の子よりそういった成長はちょっと時期がはやいらしいとも聞きました。

今まで、うきうきと無邪気に子どもらしく成長していて、毎日楽しく過ごしていた娘。
どちらかといえばマイナスな感情より、プラスな感情が多い生活をしていました。

大人になると精神面も豊かになっていますが、理性を働かせて自分でやり過ごしたり、解決したりできるようになっているのだろうなあと思っています。しかしこの年齢の子どもの場合、こういう精神面の変化を、自分自身どう受け止めていけばいいのか?とか、すっきりしない気持ち悪さみたいなものを、どうすればいいのか?というのが、うまく解消されないため、身近な親などに、こういった態度でぶつけてきているのかな。と思いました。これは私の勝手な考えです。

娘はイライラしていて、いつも顔が怒っている。言葉がきつい。さらに感情的になって私に手が出る。ということがありました。

私の間違っていた解釈

私は人からそういうことをされると、腹立たしくて怒りが自分の中に生まれます。
たとえ娘であっても、わけがわからなかったので、我慢ができないことも少なくはありませんでした。ただ、「なぜそういうことをするのか?」という気持ち悪さは、ずっと感じていました。

これは娘の言動だけしか見ておらず、私に対して悪意を持っている。とか、攻撃的である。と判断した結果持ったのが、娘に対して腹立たしく思う気持ちでした。
そういった娘の言動に対して、私は拒否や否定といった態度で娘に接していました。

ただ、これは間違っていました。

否定ではなく肯定をする気持ちに

思春期にある反抗期に関してはよく家族でも話題にしたりしましたが、小学生の話はお笑い話で終わり、それほど真剣に話すことが今までありませんでした。

朝、やっと娘が登校した後、私は(あ~また帰ってきたら…)と思いながら、ぼんやりと先日聞いた、担任の先生の話を思い出していました。

その時、ああ。これは、娘が成長している証拠なのかも!?と思い、私にだけ娘が本気で感情をぶつけてきてくれていることは、やはり私をすごく信頼してくれていたり、娘にとってはわたしは大きな存在なんだ。と、思いました。

そんな私が、娘に対して否定的な態度をとっているなら、どれだけ娘は悲しいでしょうか。
私は娘の言動だけをみて、娘そのものを否定していると不安にさせているのかもしれない。と、はっとした気持ちになるのでした。

私はこの日、心を入れかえて、娘と接することにしました。
まず、話を聞いてくれるかわからないけど、話してみようと思いました。

成長しているんだね

小学2年生の反抗期のような話~わかった!編~

娘とは彼女の将来の話をよくするようになっていました。
でもそれは、まだまだ先の未来の話。今日は今の話をしてみようか。

娘はこの日の帰宅して、さっそく「宿題をやらない。」と、言い出しそっぽを向いていました。
夫が休日だったので、家族三人で過ごしていましたが、「おとーさん、おとーさん」と言って夫とばかり接していて、私のことは無視。

夫にも、あんたの態度が悪いんだぜ、俺なんかこんなに好かれてるし。と言う風に、私はカヤの外状態に。

確かに私の態度は悪かった。
でも、娘は私のことがかなり好きです。それだけは自信があります。

でも、この日も「宿題しなさい!」なんて私が言った瞬間に、娘のスイッチが入り、

「おかーちゃんなんか だいっきらい!!!!!!!!」

なにげに、私は一人でぽつりぽつりと、話をはじめました。

娘よ。
君はいま、とても成長しているよ。
毎日、いらいらしているでしょう?
おかーちゃんが、いやでしょう?怒ってるでしょう?
でもな、それで、ええんやで。
それは、たぶん、君が成長しているからなんだと、思うんだよ。
おかーちゃんは、君が成長することがいちばん嬉しいことだよ。
だから、いくらでも、おかーちゃんがきらいって言っていいよ!
おかーちゃんは、いくらきらいって言われても、ぜったい君のことをきらいにならない。
ずっと生まれたときから、言ってるでしょう?
おかーちゃんは、君のことが大好きだって。
それだけは安心していいんですよ。

そういうと、娘の目からポロっと涙が。

「おかーさんのこと だいっきらいっていうけどな、
 それはな だいすきっていう いみなんやでえぇええ(p´□`q)゜」

娘ぇええええええ!!゜゜(´□`。)°゜。

横でその光景を見ていた夫は、ポカーン。あれ、俺、今、カヤの外?状態に。
まさか、普通の休日に、こんな母娘の強い絆を見せつけられるとは思わなかったでしょう。

まさかまさかの、思い出深い一日になりました。

娘は「おかあちゃんはいいにおい。だからすごくいいきぶん。ねむくなるよ~」と、前のように私に甘えることができるようになり、今日は雨の日ですが、すごくスッキリした顔で、気持ちよく登校していきました。

よかった。よかった。
いろんなことがあるものですね。

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