娘とたまごっちについて振り返る

たまごっちを娘が持つことに対して、当時の私はあまりよいとは思っていなかったようだ。と、言うのを、過去の記事を読みながら思っていました。

たまごっちを卒業した娘は、ニンテンドーDSというゲーム機で遊んでいます。
携帯電話は少し欲しがりますが、まだ持たせていません。

学校でも、ゲームや携帯電話、インターネットとの付き合い方について、
保護者の勉強会に参加したりして思うことは、私の子どものころとは違うということです。

私は今ではインターネットをよく利用しますが、使い始めたのは大学生時代から。
子どものころから、携帯電話があったわけでもなく、インターネットもパソコンにも縁がありませんでした。私は、高校生になってはじめて、自分専用の通信機器にポケベルを持ったくらいです。

たまごっち

子どもといっしょに決めたルール

以前、保護者同士で、ゲームやネットと、どうやって付き合っていくか?というワークショップを行いました。使わせない。持たせない。アクセスできないようにする。という意見は少なく、家庭でルールを決めて利用するという意見が多かったです。

では、どんなルールにするか?というのを考えましたが、
これがなかなかよい案が出ませんでした。

・ 使う時間を決める
・ ルールを守れなかったときどうするか子どもに考えさせて決める
・ 家の外に持ち出さない
・ ソフトの貸し借りをしない

と、言ったことがでた記憶があります。

親が勝手に決めたルールを子どもに守らせる。というより、
子どもが納得した上でルールを決めて利用していくように会話をする。と言った話をしました。

たまごっちは役に立った
子どもが利用するゲーム機は、私が知っているゲーム機よりはるかに高性能で、想像もしていなかった機能がついていたりしました。

たまごっちであれば、ひとりで遊ぶものだと思っていたのに、友達といっしょに遊べるような機能があったり、ちょっとした通信ができる機能もあり、たまごっちを子どものころつかっていたにもかかわらず、そういった機能を理解したり、把握することが、なかなかできないことに気づきました。

私にとっては、自分の子どものころのゲーム機とは違い、自分も知らない機能があることを知るきっかけになります。

その後、購入するニンテンドーDSは、「ソフトを買ってひとりでゲームをする」という機能だけではなく、通信する機能(インターネット)があったり、カメラや動画を撮影することが出来たりと、「ゲームをする」という機能以外の使い方もできるものだということを、把握できました。

子どもはゲーム機をすぐに使いこなし、親よりも詳しくなるので、親も子供が持っているゲーム機でどんなことができるかというのを、把握しておかないといけない。と感じたのです。

これから子どもが年を重ねると、インターネットも手軽に利用できる、スマートフォン、タブレット端末などを持つことになると予想されますが、ゲーム機を通して、そういった端末を利用する際の、練習になっているのではないか。と、感じています。

インターネットを利用する場合、子どもが情報を発信することも、ネットを使って知らない人ともコミュニケーションすることも、可能になります。

そういった時、子どもに何も知識や情報がないまま利用させてしまうより、こういうことをしてはダメなんだよ。とか、ネット上のトラブルに合った時にも家族で話せる環境を作っていくといったことも、親として考えることが大事かと思っています。

そういった話を子どもとする時に、ゲーム機を通じて話をすることが多く、子どもも自分が使っているゲーム機に関する話題として、聞いて学習してくれ、話題にしやすいと私は感じ、ゲーム機を持つことに対してそれほど否定的ではありません。

私が理想とするような利用の仕方を、子供が必ず守るということがなく、私は(失敗した・・・)と、悩んだ時期もありましたが、使うことを禁止するのではなく、付き合い方を一緒に考えるよいきっかけであると、考えるようになりました。

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