京都から新幹線に乗って東京に行く時のお話。
朝からおにぎりを持って出かけたのですが、京都の新幹線のりばにあるお土産物やお弁当が置かれている店でふと目に留まったのが、柿の葉寿司。
柿の葉に包まれたお寿司で、子どものころよく母が買っていたなあ。と。
夫に「これ、美味しいんだよ~」と言ってみたけれど、どうも夫はピンとこない様。
柿の葉にくるまれていて、なんとも可愛らしい。
柿の葉寿司 目次
谷崎潤一郎と柿の葉寿司
柿の葉寿司は、奈良県・和歌山県・石川県の郷土料理なのだそう。
それはともかく(柿の葉寿司って美味しいよね。)と思い、インターネットで調べていると、谷崎潤一郎氏と柿の葉寿司の情報がありました。
代表作のひとつである随筆『陰翳禮讚』のなかで、 谷崎は「吉野の山間僻地の人が食べる柿の葉鮨」として、 その作り方などを事細かに紹介するとともに
柿の葉ずしの歴史 | 柿の葉寿司の通販・お取り寄せなら「柿の葉ずしヤマト」より
谷崎 潤一郎の「陰翳礼讃」の中で紹介されております。
『陰翳礼讃』(中公文庫)のP62~P63あたりに書かれていました。
柿の葉の中は、鮭と鯖
新幹線に乗って買った柿の葉を開いてみると、中は鮭と鯖。
てっきり中は鮭だけだと思っていたので、鯖が入っていたことに感動。
夫婦で「どちらが美味しいか?」といった話になったわけですが、「鯖。」ということで意見が一致。
鮭と鯖のほかにも、小鯛などもあるそうです。
私が昔、食べた記憶があるのは、やはり鮭と鯖。
柿の葉寿司はお弁当や保存食?
子どものころはドライブなどのときに、母親が柿の葉寿司を買って車の中で食べたような、旅行のときもフェリーの中で食べたような記憶があり、出かけたときのご馳走というイメージが私の中にありました。子どものころから好きだったなあ。と、思い出します。
柿の葉の風味と、ほどよい塩加減、鯖の脂と、酢飯の絶妙なバランスがすばらしいと思います。
柿の葉寿司、美味しいですねぇ。