お鍋の季節ですね。ふぐちり(ふぐ鍋)って、ご存知ですか?
わが家では、ふぐ刺しは九州に旅行に行ったときに食べたことがあるのですが、ふぐちりを食べたことがなかったので、この日の夕飯が楽しみにされていました。
鍋には、下関のとらふぐを使っているのに、「いつもの鍋と変わらないじゃん!」と思った私。
ふぐは高級食材ですが、見た目も地味で(ちょっと大丈夫かな・・・)と思いました。
しかし、食べてみると、満足度が高く「ぶぐ鍋は素敵!」と家族で喜びました。
ふぐは近くでは購入できないので、ネット通販でお取り寄せ。
ふるさと産直村の国産とらふぐ鍋「下関ふぐ本舗」の、国産とらふぐちりセットで鍋を作りました。ふぐちりの他にも、とらふぐ刺し、とらふぐ皮刺し、とらふぐひれなど、料理ごとに調理されたふぐが、販売されています。
自宅でふぐ料理を食べたい!というときに、お取り寄せできるのはいいですね。
ふぐの通販> Amazonでふるさと産直村のふぐを購入
中国・四国・近畿地方の恵み支えられたわが家のふぐ鍋完成
ふぐちりセットが届きましたが、ふぐ以外の鍋の具材は用意しないといけないので、食材を買いに出かけました。山口県下関市のとらふぐが届いたということで、関西地方を中心とした食材を探す遊びをして帰ってきました。用意した物はこちら。
中国地方からはこちらの恵みたち。夫は中国地方出身。
岡山県のマッシュルームは、シチュー用に買ったものですが入れてみました。
広島のわけぎは、しめの雑炊に使いました。牡蠣はなんとなく食べたかったからです。
- 山口 とらふぐ(お取り寄せ)
- 岡山 マッシュルーム
- 広島 牡蠣、わけぎ
- 鳥取 白ネギ
四国地方からは、こちら。私は四国出身です。
徳島のシイタケはよく買いますが、この日買ったシイタケは、いつもよりもいいやつ。
彩りのために、ニンジンを買おうと思いましたが、この日普通のオレンジのニンジンより赤色が強い金時人参を買いました。産地は香川県。
- 香川 えりんき、金時人参
- 徳島 しいたけ
- 愛媛 ひらたけ
近畿地方の恵みたちはこちら。
近くの農家で作られた野菜をよく買いますが、鍋に使ったのは白菜。
- 滋賀 春菊
- 京都 白菜、豆腐、くずきり
- 大阪 旭ポン酢
この中で、いちばん高価な食材は、とらフグです。
鍋だけに使うわけではないので、正確な値段はわかりませんが、7,000円くらいになると思います。ふぐを入れなかったら、牡蠣鍋で2,000円くらいでしょうか。
わが家の土鍋は、無印良品で去年買った2~3人用の土鍋です。冬に大活躍!
ふぐちりセットをお取り寄せした感想と印象
さて、お取り寄せしたふぐちりセットが、どのように自宅に届くのか、ふぐって取り寄せできるの?と、いろいろとわからない点がありました。
海産物のネットでのお取り寄せは、それほど利用しないのでどういった感じで自宅に届くのか疑問でしたが、発泡スチロールの容器に入って、クール便で届きます。
衛生面や海産物のにおいが気になることもありますが、処理されたとらふぐが、パッケージに入っていて、さらに密封された状態で冷凍されているので、汚れたり、においが気になるということは感じませんでした。
届いた状態ではとらふぐが冷凍されているので、冷蔵庫に移して解凍します。
と思ったら、時間が短くてうまく解凍されておらず・・・。
鍋のスープなどは付いていませんでしたが、ポン酢やもみじおろしなどもセットになっており、私はポン酢に期待していなかったので、旭ポン酢を買っちゃんですが、このポン酢ふぐちりに、よくあいます。美味しかった。旭ポン酢も試してみたけど、この鍋にはちょっと合わなかったです。
ふぐちりは、美味しい。そして、2度楽しめる
鍋が出来上がるころには、家中が鍋のかおりにつつまれていました。
日が落ちて寒くなってきた室内に鍋を出すと、白い湯気がもわもわ。
家族の皆様には「いつもの鍋とはちがうんだよ!」ということをアピールするために、金時人参を花っぽく切ってみたり・・・と、ひと工夫。夫は気づきませんでしたが、娘が大喜びでした。
鍋を前にして、家族で「ふぐちり食べたことある?」という話題になり、夫も私も「食べたことがない」と言ってるのに、娘がいきなり「わたし、たべたことがあるよ!」と言い出し、「どこで食べたん?!」と、笑いが。
夫「いつもの鍋とはちがうねえ~」
私「だしが、まるで違うよ。かなりこれは美味しいよ。」
夫「ふぐってこんな味でるんだねぇ。いいわ~。はじめて食べたけど、これいいわ~」
私「作ってるとき、すごいアクが出たんだよ。いいにおいもしてたけど。高いからしばらくは食べられないよ。」
夫「また。食べたいなあ。」
私「ですよね~」
娘「おかーさん!テレビに嵐が出てるよ!」
私「えええええええええ!!!!!どこどこ!」
と、あっという間に、鍋の中は空っぽになったのでした。
私「そういえば、もうひとつお楽しみがあるのよ~♪ドドーン!」
鍋の後は、雑炊にするとよいということで、雑炊を作ってみました。
実は、とらふぐの身が残ってしまったので、ふぐの身をほぐして、雑炊の中に入れています。かなり豪華な雑炊に。
味が少し薄かったので、鮭のあら身を焼いてほぐしたものを加えました。
娘が大興奮。いつも、いっぱい喜んでくれて、ほんとに手間をかけて作っても、作ってよかったわ♪と思わせてくれる、娘は素敵です。
実は、ふぐちり鍋の作り方がわかりませんでした
ショップの盛りつけ例を見ながら、用意する食材はなんとなくわかったのですが、届いたセットの中に入っている、紙に作り方が書いていると思い込んでいました。
食材の準備をしてから気づいたのが、「作り方・・・わからない」。鍋のスープの味がわからなかったのです。スープの素だと思っていたのが、実はポン酢でした。
ネットでレシピを検索したのですが、特に味をつけるわけではないようで、水炊きや湯豆腐っぽくやるのかなと、昆布でだしをとって、トラフグの身を入れて、アクをとってから、野菜を入れた感じです。これであってるのかな?
ふぐはかなりアクが出ました。届いた商品を見て、(ふぐの量少なくない?)と思ったのですが、ふぐちりは、ふぐの身を食べるのがメインというわけではなく、ふぐの風味を楽しむという大人鍋で、かなり贅沢で満足でした。