2021年の自分で作るおせち料理

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あけましておめでとうございます。2021年のお正月はのんびり過ごしています。

あけましておめでとうございます。

昨年は子どもの役員2つと新型コロナ流行で心身共に余裕がない年明けでしたが、今年は余裕がありおせち料理を作りました。(大掃除は諦めました)

年末にかけて新型コロナが猛威をふるっているし、以前のように冬休み中の子どもを連れて気軽に買い物に行く気分にもなれません。

生協宅配を利用して、クリスマスから年末年始にかけての献立を決めてから、食材を準備しました。気分転換に買い物に行ったりしていたので、来年の年明けは気軽に買い物に行けるような生活になっているとよいですね。

今年も勝手ながら、大晦日に作ったおせちについて、気ままに書いています。

自分で作るおせち料理

わけあって子どもの頃から家のおせちを作っていたのですが、大人になって真面目に作ってみたら、上手に作れませんでした。どこか失敗感あるおせち料理を記録していたら10年経ちましたので、少し振り返ってみます。

2011年に作ったおせち

基礎的な料理技術の上達が怪しいものの、毎年繰り返して作っているうちに、要領はよくなりました。作る量も作り過ぎることなく、2段重を埋められるほどの段取りはできるようになりました。

10年前の私の技術でつくったおせち
(今とあまり変わらない気もする!)

当時は子どもは1人で、おせちを作っても黒豆以外は食べてもらえず、量も多くてお正月が過ぎても、作った料理はほとんど残っていました。

2013年に作ったおせち

SNSでアップされたおせちの写真を参考にして、見た目の華やかさや、スーパーのお惣菜を駆使する知恵も増えてきました。

写真の腕が上がらないという問題もありましたが、それよりも2段重に料理を隙間なく詰めるのが難しく、時間内に作れず、スーパーが閉店してしまったり、疲れたりしていました。(思いのほか根気がいる!)

毎年おせち料理を作っているけれど、予算と時間と、私の気力で好きで作っているためか上達も遅いのですが、2段重いっぱいに料理を詰められるようになり、写真もきれいに撮影できるようになりました。(よかった)

2019年の気ままなおせち 写真がきれい

なぜこんな修行のようなことを続けられたかというと「上手にはできず失敗も多いけれど、好きでやっていた」からだと思います。昔は料理が残ることもありましたが、ぺろりと食べてくれる人がいるのもありがたいことです。

(もし作るのを強制されていたら、苦痛で続かなかったでしょうね。)

予算と実際かかった金額

クリスマスから年末年始にかけては出費が重なるため、おせち料理そのものの食材の予算は平均3,000円~5,000円(家族5人うち2名は10歳以下)で用意しています。※おせち以外の料理も用意するので、もっとかかります。

年末年始のお正月食材は価格が高めなので、家族が食べない食材は買い物リストからカットしていきます。

今年かかった食材費は、合計3,603円(税込)でした。

2021年おせち 完成品

おせちの重箱(角型2段重)と赤いお弁当箱2段に完成した料理をつめました。

おせち料理のための購入品と価格

食材の調達先は、生協の宅配、スーパー、業務スーパー、いただきものです。料理の品数を多くして食材をそろえていくと、食材単価は低くてもそれなりの価格になっていきます。
※記事執筆時の税率8%です

食材価格(税込)使った料理
人参108円紅白なます、煮物
紅白梅寿なると巻75g×2322円飾りに、お雑煮
国産鶏のももミンチ(バラ凍結)200g224円松風焼き
さくら卵(国産)5個119円だし巻き、松風焼き
合鴨パストラミ246円
合鴨スモーク246円
洗いごぼう106円たたきごぼう、煮物
特大赤えび529円エビの甘辛煮
生しいたけ278円煮物、お雑煮
かまぼこ106円飾り切り、お雑煮
豆畑 低糖黒豆170円
ごまめ(4割引で購入)271円田作り
板こんにゃく/業スー39円煮物
フライドポテト/業スー102円
かつおぶし/業スー278円だし
かずのこ/業スー270円
栗甘露煮200g/業スー189円栗きんとん
畑のゆず(いただきもの)0円紅白なます
さといも(いただきもの)0円煮物、お雑煮
大根(いただきもの)0円煮物、お雑煮
さつまいも(いただきもの)0円栗きんとん

合計:3,603円(税込)

すでに家にあった調味料、すりごま、パン粉、ミニトマト、ブロッコリー、いんげん、昆布の金額は含めません。自宅で準備するさほど豪華ともいえないおせち料理ですが、このくらいの値段がかかっています。
(食材にこだわればもっとかかるでしょうね)

通販おせちや市販おせちは、豪華さや食材のクオリティ、作る人の手間暇を考えれば妥当な金額だと思います。しかし1人前4,000~10,000円くらいの相場になるため、家族だけで過ごすなら自宅で用意するのが現実的だったりします。

来年も変わりなければ、黒豆とたんぱく質にお金をかけようと思いました。(エビフライをいれたい)

毎年リピートしている食材

紅白梅寿なると巻
生協で毎年買っています。3年リピートした食材で。食べ切りサイズの紅白2本セットで、紅は梅花、白は寿。「寿」の文字が入っていて(どうやって作ったの?すごい!)と思いながら買っています。新潟県の伏見蒲鉾の商品です。

おせちのメニュー

祝い肴三種黒豆、かずのこ、たたきごぼう、田作り
口取り肴紅白かまぼこ、栗きんとん
酢のもの紅白なます
焼きもの松風焼き、合鴨スモークとフライドポテト、だし巻き卵
煮ものエビの甘辛煮、煮物(手綱こんにゃく)
ざっくりしたメニュー決め

おせちに詰めた料理全12種類について

今年のおせち料理は12種類。普段の食事でも1食4~5種類しか作っていないので、作る料理の品数が多いため、完成までに手間取ったり疲れたりします。昔は途中で力尽きていました。

①紅白なます②栗きんとん③たたきごぼう
④エビの甘辛煮⑤松風焼き⑥煮物
⑦数の子(市販)⑧黒豆(市販)⑨かまぼこ(市販)
⑩田作り(市販)⑪合鴨スモークとフライドポテト⑫だし巻き卵

①紅白なます

大根はいただきものです。大根とニンジンは紅白なますの他に、年越しそばやお雑煮の具にも使っています。いただきもののゆずを絞り、皮をちらしています。

スーパーでも惣菜が売られているので買ってもいいですが、千切りをがんばれば、家にあるもので作れるため毎年作っています。

今年はガード付きの千切りスライサーを買いたいです。欲しいのは貝印の関孫六シリーズ。

紅白なますのレシピ

私は、酢:砂糖=1:1で作っています。

白ごはん.com:紅白なますのレシピ/つくり方
https://www.sirogohan.com/recipe/namasu/
栗原はるみさん:母なます
https://www.yutori.co.jp/recipe/?_action=detail&recipe_id=318

②栗きんとん

業務スーパーで、瓶入りの栗甘露煮を購入。いただきもののさつまいもを使いました。年末年始の子どものおやつとして多めに作り、残ればスイートポテトにリメイクして消費しています。

やっぱりくちなしを入れた方が色がきれいだなあ…(今年は入れてない)

栗きんとんのレシピ

白ごはん.com:栗きんとんのレシピ/作り方
https://www.sirogohan.com/recipe/kinton/
栗原はるみさん:きんとんレシピ
https://www.yutori.co.jp/recipe/?_action=detail&recipe_id=861

キラメイジャーが消えてしまった100円ショップで買った水色のお椀

③たたきごぼう

ごぼうの歯ごたえと酸っぱさのため、紅白なますと共に小さい子が手を付けない料理です。

祝い肴三種でおせちに欠かせない料理だと記憶していたのですが、地域的なものらしいので来年からはなしにしようと思いました。

④エビの甘辛煮

おせち料理らしい見た目のインパクトを出したいのでエビを入れます。きれいな赤い仕上がりにできないため、できたものを買いたい一品。今年は買えず。

スーパーにて、アルゼンチン産の赤エビを手に入れて作りました。

小さい子どもにとっては、エビの皮をむくのもひと苦労です。食べる時は、エビの皮を入れる器と、手拭きタオルが必要です。毎年エビを入れていると、子どもの成長と共にエビに対峙する反応の変化があるので面白いですね。

取り皿はトクさんちの引き出物

⑤松風焼き

一度作ってみたいと思っていたのが、松風焼き。鶏ひき肉を使った料理で、なじみがない食材や味ではないし、子どもも食べやすそうでした。

さめても美味しかったので、機会があれば作り置き菜として作ろうと思いました。

⑥煮物

野菜を煮ました。煮物は家族には人気がないため、残ったらお雑煮か炊き込みご飯の具としてリメイクします。(今年は残りませんでした)

さといも…いただきもの
にんじん、しいたけ、ごぼう…スーパーで購入
こんにゃく…業務スーパーで購入
いんげん…スーパーのおつとめ品
昆布…だしをとった残り

⑦数の子(市販)

年末は立派な数の子が出回り始めますが、普段食べないからか子どもに人気がないため形式だけ。業務スーパーで少量パックになっていたものを購入しました。

余談ですが、数の子とキュウリのマヨネーズ和えが好きです(案外合う)。

⑧黒豆(市販)

黒豆は自分では作りません。大晦日の日に買おうと思っていたら売り切れており、袋入りの豆畑 低糖黒豆を購入。甘さを求めていた子ども達の予想を裏切ってしまうほどの甘さ控えめ。次は気を付けようと思いました。

⑨かまぼこ(市販)

年末のかまぼこの値段はピンキリですが、選ぶポイントは重箱の高さ(4センチ強くらい)くらいあるものでした。かまぼこは誰も食べないので、こだわりなく普段買う安いかまぼこを使いました。残ったらお雑煮の具に。

鈴廣かまぼこ飾り切り
https://www.kamaboko.com/recipe/kazarigiri/
おせちには、手綱かまぼこや市松を参考にしています。

⑩田作り

年末のスーパーお惣菜売場で割引価格で購入。魚の苦みもあり、かたいから食べないだろうと思っていたら、予想に反し子ども達に好評でした。田作りは来年も採用。

⑪合鴨スモークとフライドポテト

合鴨スモークと合鴨パストラミが入っています。フライドポテトは揚げたてが美味しいのでおせち向きではなかったなと思います。

⑫だし巻き卵

はんぺんで作る伊達巻を作ってみたかったのですが、はんぺんが売り切れていたので断念しだし巻き卵になりました。(毎年だし巻き卵になる)

10年使っている重箱

毎年使っているお重は宇野千代さんの角型2段重です。外側は灰色で、中は赤のお重。蓋には桜の絵がついています。10年以上前にセールで購入したもので、今は同じデザインの重箱は見つかりませんでした。

宇野千代さんのお重

特別良い品ではありませんが10年以上使っています。(愛着がありもうすでに買い換えるタイミングを逃してしまった!)タッパーのようなフタがついていて気に入っています。そろそろフタの劣化が気になります。

宇野千代さんは山口県出身の日本の小説家です。私は坂口安吾が好きなのですが、坂口安吾の作品(青春論 わが青春)に宇野さんが登場していて、不思議なつながりもあるのだなあと思いました。

これらの秘密くさい微妙なそして小さな心のひとつひとつが正確に掘りだされてきた宝石のような美しさで僕は愛読しているのだが、さればとて、然らば俺もこういうものを書いてやろうか、という性質のものではない。僕の頭を逆さにふっても、こういうものは出てこない。

青空文庫 青春論 坂口安吾
https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42624_21406.html

1942年発行の作品で、当時安吾36歳で千代さん45歳くらいですかね。当時の安吾の頭を逆さにふっても出てこないような作品が読める余裕が私にありますように。

過去のおせち振り返り

大晦日の昼過ぎから作り始めて作り終わるのは外が暗くなるころです。食べるのは1日の朝昼夕にかけて食べています。

食材の調達から作って食べるまでの段取りを考えるのが大変ですね。

自分のおせち料理のショボさに毎年がっくりしていますが、自分以外の人が作ったおせちって素敵に見えるものでしょうか。

来年もおせちを作れたら2段目の見た目をもう少し楽しい感じにします。あと、写真をきれいに撮らないと…!!!

2021年も宜しくお願いいたします

今年も新年を迎え、ブログ記事も公開できました。
2021年も引き続き、宜しくお願いいたします。
みなさんにとって、よい年になりますように。どうか健康にお過ごしください。

(P.S.個人的な目標は、このサイトのURLの拡張子をphpからhtmlに変えたいとかです。スラッシュで終わるのでもいいけど悩む。)

行事食
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この記事を書いた人

関西在住の3児の母。切迫早産やワンオペ育児を体験しながら今を生きる内向型のブロガー。好きな有名人は、栗原はるみさん、山﨑賢人さん。最近は寝る前にスマホで漫画を読み漁っています。好きな柱は冨岡義勇、好きな刀剣男士はにっかり青江。推し生物はカエル、インコ、ウォンバット。よく買う食材は、鶏の胸肉、卵、牛乳、無洗米です。生協宅配、業務スーパー利用中。

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