テレビで、子供が寝ると話題の絵本と紹介されていて気になっていた『おやすみロジャー』を買ってみました。
『おやすみロジャー』は、スウェーデンの行動科学者が、子供が寝付けないのはなぜかを研究して開発した絵本。
よく考えてみれば(なぜ、今までなかったのだろう?)と思ったほど。
注意書きには、導眠効果があるので、車の運転中にドライバーの横で読むのを禁止されています。子供の寝かしつけの本だと思って、ナメていてはいけません。読んでいて眠くなります。(眠くならない人、眠くならない時だってあると思いますが)
絵本「おやすみ、ロジャー」のレビュー
今までイライラしていたお母さんにはよい
わが家には二歳半の娘がいて、なかなか寝ない日は、早く寝てほしいという怒りに打ち震えることも。子供は良い感情に動くので、私がこういう状態になったら“はやく寝る”の実現は程遠いものになります。
子供が寝ないとイライラする私のような人にとっては、どういう心の在り方がいいのか、絵本を読みながら考えるきっかけになると思います。
絵より文章が多く、言葉を使って眠りに誘う絵本です。
そもそも絵本を読む習慣がないと、文章が多いと感じるかもしれません。
絵本の読み聞かせがなんだかイヤだなあ…と思うことがありますが、音読は脳に良いと言われているので、自分にもプラスになるのでいいですよ~。
なかなか寝てくれないことにイライラして「早く寝なさい!」と言うか、絵本を読んで、子供が眠くなる言葉をかけ続けるという選択肢も増えたのが、いいと思います。
「子どもを寝かしつける本」だけではない
この本があれば二歳児を読むだけで寝かせることが出来る!
面白そう!本当に寝るのか試してみよう!
などと、軽い気持ちで興味を持ちましたが、睡眠の大切さを意識するきっかけになりました。子供の寝かしつけを通じて、反省することしかない(汗)
機会があれば、立ち読みでも、中身を見てもらえばわかると思うのですが、好きな人にはピンとくる、仕掛けのある本(深い意味はありません)です。
夜が来たから仕方なく寝るのではなく、能動的に睡眠をしてほしいということだ。これは子どもだけでなく、大人の睡眠にも非常に大切なこと。布団の中でスマホをいじり、いつの間にか寝ていたというのは良い睡眠とは言い難い。大人にこそ安定した睡眠とその時間を確保するための習慣付けに利用してほしい。そして実際に眠りにつく際には、スムースに脳を眠るモードに移行し、上質な睡眠をとることができる。『おやすみ、ロジャー』は、「子どもを寝かしつける本」だけでなく、大人にも効果的な、リラックスして能動的に上質な睡眠を楽しむためのメンタルトレーニング本でもあった。
大ヒット『おやすみ、ロジャー』 “眠り“の秘密を徹底解剖 | ORICON STYLE
メンタルトレーニング本!
自律訓練法が取り組まれているようなので、絵本を読み聞かせながら、リラックス状態を自分で作る練習になっています。
エリーンさん しかもと子どもはみんな個性が違いますから、誰にでも効果がある本を書くのは難しい。実は『おやすみ、ロジャー』は寝かしつけだけが目的の本ではないんです。読んでくれた子がリラックスする方法を学ぶとともに、自分を信じることを覚えて欲しいという願いを込めて、この本を書きました。
楽天ブックス: 著者インタビュー -カール・ヨハン・フォルセン・エリーンさん×くわばたりえさん「おやすみ、ロジャー」
寝る前に、何冊か絵本を読み聞かせる時は、最後の一冊を、おやすみロジャーにするといいのだな。
(じゃないと、一冊目に読んだら、他の絵本を読む前に寝てしまう!)
日本の「おやすみ、ロジャー」を監訳されたのは快眠セラピスト三橋美穂さん。
睡眠の大切さを考えるきっかけにもなりました。
<関連サイト>
おやすみ、ロジャー 特設サイト| 飛鳥新社
特設サイトでは、読み聞かせの動画を見ることが出来ます。
おやすみ!よい夢を!
どうせ寝ないだろうと言う意見を信じたい人は、買わないほうがよいです。
小さい子供の寝かしつけを通じて、自分にもメリットがあると感じる方にはおすすめです。よい夢を!
楽天ブックス:おやすみ、ロジャー
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Amazon:おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本
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Amazonでは、電子書籍版もあります。